pixiv オフィスに嫌悪感

 なんか大学生の時にやっていたブログを人に発見されて「けっこう面白かったね」と言ってもらったので、久しぶりにまた書き始めてみようかと思った。なんでそのブログに記事を書かないのかというと、パスワードも忘れてしまったからだ。まあネット上に漂うゴミみたいなもので、こういうのをなんて言うんだったかな、そうスペースデブリというやつだ。処分するコストが高いから放置しておくが、時々ぶつかってしまうと危ない。そんな感じ。

 格別書きたいことなんて何一つないので、日頃を振り返ってみる。最近クリアした女神転生4について書こうかなと思ったけど、まあいきなりゲームの話をしたら、興味のない人にとっては退屈だろうから、それはやめておこう。さてじゃあ代わりに何か話せることがあるだろうか。そうそう、pixiv のオフィスがなんていうかセレブ過ぎて「うげげ」って嫌悪感を抱いた、と言う話をしておこうか。僕がそれを見つけたのは下の記事だ。

http://blog.kushii.net/archives/1840195.html

 なんだろうな。第一語には「ちくしょうめ」と叫んでしまいそうな感じだ。これはまあ突発的な感情であるから、ちゃんと理由を探ってやらねばなるまい。で、考えてみる。なんかよくわからんし無茶な例えだが、王族の宮殿を見た農奴のような気持ちだ。「なんだこの贅沢は。なんで俺はこんなに儲かってないんだ。pixiv なんか大した仕事してないだろちくしょう」とかそういう気持ちだ。第一の感情はどうもそういうシンプルな嫉妬にあるようだ。で、これが正当なものかというと、まあそれはどうだろう、わからない。弱者のたわごとなんだろうか。

 僕の怒りが正当かどうかを考えるには、そもそも pixiv という企業が稼いでいるお金ほどの価値を提供しているのか、ということを考えなければなるまい。悔しいことだがいい製品やサービスを提供している applegoogle が儲かっていることについては、理不尽さを感じない。一方で pixiv ってのはそれほどの仕事をしているのだろうか。

 pixiv は画像投稿したり、他の人の投稿に点をつけたり何だりするサービスだ。そのサービスの仕組みは複雑ではないし、おそらくクローンサービスを作るのはそう難しくない。これと似ているのは、twitter があるだろう。そんな風に、サービスの複雑さや高度さにかかわらず、最初に良いサービスを考案してインフラを整え、ユーザを集める企画をやった、ということが価値なのだろう。

 新規性というのは公に価値が認められている。論文の価値の尺度には、新規性が含まれているし、特許をというのは新規性を保護するための仕組みである。pixiv にもそれはあるのだろう。だから僕は心を鎮めるために「pixiv はいい仕事をしている。だから良いオフィスで仕事ができて当然なのだ」と思うことにしよう。