じいちゃんになってもたぶんゲームしてるだろう

 またゲームを減らす。今度は、プリンセスコネクトのプリンセスアリーナとダンジョンはやらないことに決めた。そこそこ報酬は良いが、時間がかかる割におもしろくないからだ。ギルドという仕組みがあって、その仲間に差をつけられるのが嫌だったけれど、諦めることにした。プレイ時間が減って、風呂に入る時間が伸びた。

 ウメハラが新バージョンのリュウを使っている実況動画を見た。そこそこ強くなっているらしくて、あーだこーだ言いながら、楽しそうにプレイしている。ゲージMAXなら体力を半分以上持っていくワンボタン当身。すぐ出せるし夢がある(裏を返すと、やられる側はそうとう鬱陶しい)。今スト5はやらないけれど、スマブラのやる気がちょっと出てきた。勝つために研究して、それを練習して、実践する。久々に、そういう修行みたいなことをやりたい。

 関連して負けをどうケアするか、乗り越えていくか、って話を書こうと思ったけど、少し進めたところで筆が止まってしまった。というのは、そこで考えることが、またウメハラの話になるような気がしたからだ。既に知っていることをもう一度焼き直すだけなら、あまり楽しくない。だから今は書かないことにしよう。

 人生のお供として「ゲーム」はありなのかなという疑問を考える。最近のソシャゲは何年もサービスが継続するので、なかなか卒業する機会がない。そのままずるずると続いていくと、ゲーム老人というのが増えるかもしれない。ただひとつのゲームを延々とやり続けるという生き方は、楽しいのか。いつまでもスト2やFF6を遊んでいる人もいるけれど、自分がそうなれる自信はない。

 そういえばそもそも、三十歳になってもゲームをやっているとは考えていなかった。よくわからないけれど、何か大人っぽいものになっているのだと想像していた。実際は、何一つ成長せずにゲームを続けている。変わったのはタイトルだけだ。だから実は六十歳になってもゲームをしているかもしれないし、九十歳になっても変わらないかもしれない。将棋みたいなものと比べると、ゲームはずいぶん派手だから、年寄りにはふさわしくないような気がする。でも、派手な服を着こなしている年寄りも悪くない気がするから、恥ずかしがらず生きていきたい。

 付け加えておくと、もちろん、文章を書くこともやめるつもりはない。