2019-01-01から1年間の記事一覧

お疲れさまでした

年の終わりが近づいています。しばし更新が滞っていたのは、実験的に新しい記事を note へ移行していたためです。いくつか記事を書いてみて、移転する決意ができたので、このセーブポイントは更新を終了したいと思います。これまでお読みいただきありがとう…

どっちつかず

自分の中で明らかに刺々しさとか、息苦しさの爆発みたいな感情が薄れていて、ようするに少し安心してしまっている。あっ一応生きていけるんだすいません。みたいな。少し前まではあと十年生きていけるかも不安だったけれど、今のままなら十年くらいは生きて…

最終回になりかねない物言い

なぜだか気分が沈みがちで、あまり頭が働いていない。自分からなにか行動を起こそうという気力が枯れて、嘘のようにやる気が無くなっている。自分で自分に幻滅しているのだと思う。というのは、こうして文章を書いているのが息苦しいからだ。言葉と戯れるよ…

まとまらない日常とノイズ

寝癖のついた頭で歯ブラシをこすっている。洗面所に来た彼女が、何か声をかけてくれた。返事をしようとしたら、言葉にならない泡を吹いて。思わず二人とも笑った。(もちろん、そんな事実はない。妄想である) 鏡も見ないで着の身着のまま家を飛び出し、田舎…

夏の断片

週末は実家に帰り、道すがら花火を見た。夏のごとき行い。 民家の隙間から見る花火は、わずか数秒の中に、赤や黄色オレンジに緑の色を尽くしている。最後は重力に引っ張られて下向きに火が落ちる。鮮やかな。明るい色。大玉が打ち上がる。音が遅れてやってき…

彼方のアストラ

アニメ、彼方のアストラを六話までみた。 故郷を遠く離れた宇宙に放り出された若者たちが惑星を旅する話。爽やかで、楽しそうだなと思う。青春、冒険、成長、そして空想科学。古典的なよさがある。それから特別感じるのは、いろんな出来事が理路整然としてい…

キャストアウェイ

飛行機が落ちて、無人島に遭難した男の話。 最後ふんわりしていてよくわからなかったけど、面白かった。ただくだらないことを言うなら、無人島で生きていくのはもっとずっと困難なことだと思う。というのはディスカバリーチャンネルでそういう企画やっている…

自動書記でお送りします

1日を終えて布団に入った。眠りたくは無い。まだ何も楽しいことがない。もっと楽しいことがないと眠れない。Twitterを開く。つまらない。津田大介のニュースで退屈を紛らわせるが下衆な喜びを感じる。嫌いな人が叩かれている様を見て喜んでいる。それだけだ…

アコヤツタヱ

寝る前に、佐藤将のアコヤツタヱという漫画を読んだ。全部で三巻。古代の村で起きた戦争の話だ。アコヤという鍛冶屋の娘が、戦いに巻き込まれひどい目に会う。それでも強かに生き抜いていく…という話かと思ったらそうでもなかった。最後はブラックな部分が全…

東京

一週間近く、東京行くことになった。 初めて出勤した本社は、気後れするほど綺麗で、新しかった。エントランスは、何かのイベントホールみたいに広く、天井が高い。エレベーターも広々としているし、全部で十八基も稼働している。休憩用のスペースはカフェみ…

寂しさ

ただ生きるのにいっぱいっぱいで溺れそうだ。社会人を演じている自分が、いつか壊れてしまうのではないかと不安に覆われる。抵抗しがたい、漠然とした何かが、ふとした時間の隙間や、眠れない夜にやってくる。 何でもいい、誰かに話しかけたい。 未来が見え…

右も左も分からない

三十を過ぎて、初めて両親から独立して一人で生きていくことになった。わからないことがあまりに多すぎる。生活をしていくのに何が足りないのか。どこで何を買えばよいのか。どうやって家事をするのか。料理などもってのほかだ。すべて母に任せきりだったた…

緩む

カーテンのない窓から朝日が差し込む。鮮烈な眩しさに目を細める。耐えられない。昨晩は遅くまで起きていたので眠り足りないが、この環境下では起きるしかない。 引越してから一週間が経つ。見慣れないと感じていた部屋の内装。つやのあるフローリングと、真…

断捨離と疲弊

退職を期に、家を引き払うことが決まった。引越し先は今の家よりもずっと手狭なアパートだ。部屋数も間取りも大幅に小さくなる。両親を巻き込んで、かつてないほどの大掃除が始まった。 容量を超えて詰め込んだために、ひずんでいる本棚。引き出しが重たくな…

退職

辞めることは少し前から心に決めていたのに、それを宣言しようとするたび、喉が詰まったように言葉が出なくなった。季節が変わって、新しい仕事が始まろうとしている。何も言えないまま、キックオフ会議に参加してしまった。この後ろめたさ。すべてが明るみ…

呪い

「聖☆おにいさん」のアニメ映画を見た。内容はごく普通で、これといって語ることもない。漫画をよく再現しているなとは思うけれど、退屈して半分くらい観たところで閉じてしまった。 映画の中で、ブッダの額にあるのは長い毛を巻いたものだという描写があっ…